
大型トラックのエンジンをオーバーホールします(^^)v
入社13年目のM君は33歳、実は高校卒業して新卒で私たちの会社へ入りました?
えっ? 高卒なら15年ですよ。計算が合いませんよ。
実はM君一度会社を辞めて、また再入社しました。プチ出戻りかな。
本人いわく、1年程社会勉強して、たくましくなって帰ってきたそうです!
今日も朝からニコニコのM君、今日から大型エンジンのオーバーホールですよ。
何だかんだで3日かかるでしょう。でも余裕のVサイン(笑)
1日目スタート 二人組で作業開始
さあ、今日から大型エンジンのオーバーホールをします。
エンジンのオーバーホールを普通に行う修理工場も少なくなってきました。
100万キロ以上走行しても平気な今の大型トラックでは中々機会がありません。
この大型車のエンジンはエンジンオイルに水が混じってきたということから、ライナーとOリングの交換です。
この作業は基本2人で作業をします。
息が合ってないと、上手くいきませんよ。パートナーは若手のK君です。
2人でエンジンヘッド周りの補器類を外して、エンジンヘッドをヘッドを外します。
左右声を掛け合って。補器類を外していきます。
ピストンを外します。さすがに大型トラックです。大きいです。
慎重に作業しましょう。
『ピストン取れましたー!』ってそんなに喜ぶことじゃないでしょう。
でもここまでの作業で1日です。笑顔もわかるかな。
しかしピストンデカっ!
2日目 ピストンとシリンダーの整備
6個のピストンが全て外されました。外した順番に並べていきます。
車両の心臓部分ですから、慎重に慎重に。
でもM君、常にカメラ目線が気になります。
ピストンの掃除をして、ピストンリングを交換しています。
まだ寒い時期でしたので、ストーブが近くにありますね。
私たちの工場では、近い将来、工場を全面的に完全空調して、エアコン完備にする構想があります。
メカニックの労働環境を良くしていかなければなりません。
K君がライナーのチェックをしています。
そしてライナーのOリングを交換します。
M君はエンジンブロック内の掃除を始めました。
ペーパーを使って、シッカリ清掃します。時間がかかります。
K君と作業の進捗を確認しながら、先へ進めます。
2人で作業をしながら、仕事を覚えて、技術を高めて行くんでしょうね。
M君『いい感じで進んでますよ! さすがっしょ!』
ん~さすがと言っておこう。
ピストンとライナーをシリンダーブロックへ組み込んでいきます。
ここはさすがのM君も真剣な面持ちです。
M君のこの表情は滅多に見れませんよ。
ピストンの組付けまでで、今日は終了です。
3日目
ピストンを組付けたら、その他の補器類をどんどんセットしていきます。
エンジンの組付けは全てトルクレンチで規定トルクをかけてボルト類を取り付けます。
M君は終始笑顔で作業をしているように見えますが、ボルト一本まで部品の取り付けには慎重です。
その辺はさすがプロです。
エンジン関係のオーバーホールとなると、当社で経験を3年程しないと任せられないと専務が言っていました。
作業終了!
これでほぼ3日間の作業が終了しました。
この様子、満足感ありますね。
新人の頃の車検整備から始まって、クラッチ関係の整備、リーフ交換、水回り、と色んな整備、修理を覚えてきました。そしてエンジン関係です。
まだまだこれからも経験を積んで、更に腕を磨いてください。
ヤマダスタイル
私たちの整備工場では、20代の若手から60代の超ベテランまで、一緒に作業しています。
世代を超えて、とても良い雰囲気で仕事をしています。
しかも、小型車整備、大型車整備、それぞれの車検整備はもちろん、鈑金塗装まで、車に関してはすべての整備と修理を行う会社です。
様々な車両に触れて、経験できるということでは、変わった会社かもしれません。
2020年4月からは、大型レッカーを購入し、大型車のレッカー作業にも対応しました。
メカニックが現場へ行って対応するレッカー車です。これもまた様々な経験が出来るでしょう。
『何でもやる!何でもできる!』
このプロフェッショナル感がちょっと他社とは、一味違うんだと思います。
これをヤマダスタイル(ヤマダ自動車センタースタイル)として、これからもやっていきたいと思います。